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【源平合戦】ワイルドな源氏でいく?それとも優雅な平家で?

源平合戦タイトル
今年2012年の大河ドラマが『平清盛』ということで、このゲームも再び脚光を浴びるだろう(んなワケあるか)。
光栄のゲームとしては、『ランペルール』と並んで“隠れた名作”との呼び声が高いけど、要するにコンシューマー機に移植されなかったので有名ではないのだ。
頼朝や清盛だけでなく、源義仲や藤原秀衡もプレイできるのが良い。よく考えたら俺は平清盛でプレイしたことがない。やっぱり源氏で日本を蹂躙するのが楽しいのだなぁ。

平清盛の最期

このゲームにおける、俺の清盛のイメージはこれのみ

国盗りゲームなので、基本は『信長の野望』や『三國志』と同じようなカンジではあるが、戦術面が前面に出されていて、どちらかというと『項劉記』のシステムに近い。行軍している軍団も可視化されていて、軍団同士がぶつかると戦闘になる。

朝廷外交 源平合戦

高飛車な貴族どもにヘコヘコ。それがこの時代の武士なのだ。

あと、武将が保持できる兵数は官位によって決まるため、多数の兵を動員するために、常に朝廷に媚びへつらわなければならないので、『信長』ではほぼ無視している朝廷の存在が思いのほか大きい。ヤツらの機嫌を損ねて官位が無くなりゃさぁ大変、いくら義経でも戦に勝つのは難しい。
ムカツく貴族にせっせと金を持って行き兵力をキープせよ。
そして、後白河法皇もウザい。
史実よろしくちゃんと陰謀を仕掛けてきやがる。
ウチの配下を篭絡するなー!
敵勢力に武将を送るなー!
こういったことを食らわないように、常に朝廷との関係は良くしておかなければならないのであった。メンドクセ。でもだからオモロイ。
あと独特の要素として、「優雅」「無常」というパラメータがある。
優雅なヤツを殺したりすると無常が上がり、上がりすぎると出家していなくなっちゃうので注意。

源平合戦 戦闘

バストアップの人物イラストはこのゲームが初だったと思う

今回、清盛の名を良く聞くので久々に遊んでみたのだが(秀衡で)、全然オモロい。操作性は当時のものなんで悪いけど、システム自体は非常に良く出来てると思う。
勢力ごとに独自のコマンドがあるので、どの勢力でも新鮮にプレイできるのもポイント高い。でも平家では遊んだことない。つまり「歌会」したことない。
まだまだしゃぶりつくしてなかったなぁ。


【フロンティアユニヴァース】戦争だけが能じゃない宇宙戦争シミュレーション

フロンティアユニヴァース
銀河の覇権を競うシミュレーションゲーム。でもタダの戦争ゲームではない。
他の惑星を手に入れる方法が戦争はもちろん、買収したり、無人惑星に移住したり、宗教で征服したり。
移住はその惑星の気温と大気に気をつけないと着いた途端全滅したりするし、宗教で征服すると神と崇められたりする。
その辺の細かいトコが非常に手が込んでいて面白い。
さらに、このゲームのキモとなるのが『コミュニティーユニヴァース』。惑星ごとに代表者が集まって国際会議を開く、国連みたいなモン。

これがコミュニティユニヴァース。雰囲気を楽しむために参加しよう

ここで特定の人種に宣戦布告したり、追討令出したり、資金援助したり、経済制裁したりするのを会議で決定していく。
追討令出してもそれぞれが出陣して各個撃破されたりして、これが実際の国連のように役に立たなかったりするんだけど、スゴイ楽しい。
特に会議前のロビー。
根回しに走って会議を有利に進めるコトも可能。
このゲームやるなら、絶対参加するべき。役にたたないけど。雰囲気ですよ、雰囲気。
とにかく、それやこれやで楽しいんだけど、問題がひとつ。
後半戦がダルい。かなりダルい。
銀河はとてつもなく広いから、1/3くらい征服して最強勢力になるんだけど、その後が作業になってしまう。

フロンティアユニヴァース 戦闘

攻めろ攻めろ~!両方からビームやらミサイルがジャッと出るのですぐにカタがつく

戦争戦争また戦争。物量作戦で余裕の進撃~状態で左ウチワ。
もう、気合で乗り切って制覇するしかない。
まぁ、クリアしなきゃならんって決まりがあるワケじゃなし、雰囲気を楽しんで王者になれば吉。
宇宙モノが好きなヒトはもちろん、そうじゃないヒトも絶対楽しめるぞ。

【維新開国】バイオリズムで説得しながら幕末を生きる

幕末の人物になりきって日本全国飛びまわるのだ

数少ない幕末維新のゲームのうちのひとつ。光栄の『維新の嵐』とはまた違ったシステムを持つ(当たり前)。
実は『坂本龍馬 維新開国』とか言ってプレイステーションにも移植されたりした。
やっぱり『維新の嵐』と同じく、キモになるのは説得なんだけど、そのシステムがユニークだな。
バイオリズムみたいな線が3つあって、その数値的な上下や、他の線との幅によって、効果的な話し方をして論戦を有利に持って行く。
基本はソレだが、多分個人によって効きやすい話し方と、効きにくい話し方があるように思える。

説得は波長とタイミングの勝負。理解するまで論破されがち

しかし、コレ慣れるまではかなりてこずる。てこずるがコレ多分、失敗した(?)『維新の嵐』の説得システムを踏まえて一生懸命考えたんだろうな。その意欲はすばらしいと思うぞ。
しかし、インターフェイスは恐ろしく悪い。特にMAP切り替えは地獄だ。
画面の端っこを持ってドラッグしてMAPを持ってグイっと引っ張るイメージ(わかる?)。実は当時のRON製のゲームのデフォルトなやり方だったりするんだが、メンドクサすぎる。
あと、これはもう好みの問題でしかないのだが、顔グラフィックがちょっと。
なんか全体的にムカツク顔が多かったり…。どうもうまくデフォルメされてないというかなんというか…。
いやまぁ、ゲーム自体には関係ないけども。
全体的にざっくばらんなつくりなカンジがしないでもないが、攻略しようと思ったらかなりの時間が必要だ。幕末好きは遊んでみてはいかが。

いや、ホント好みの問題なんだけど。、なんかムカツく顔。左から坂本龍馬、山岡鉄舟、清水次郎長。

【私説戦国時代】『太閤立志伝』を渋くキメたらこうなりました

私説戦国時代タイトル

私説戦国時代

細かく分かれた戦国日本を見よ!統一大変そうね~

戦国シミュレーション。でも、そんじょそこらのシミュレーションゲームじゃない。かなりシブい。
ログインの最後の方の白黒のページに広告が載っててチョット興味があったところ、ちょうど中古屋で見っけたので衝動買いしたシロモン。
パッケージっから尋常じゃない。薄~い青色のパッケージに『私説戦国時代』の文字だけ。
パッケージを開けるとフロッピーディスクと紙ッぺら1枚。マニュアルが紙1枚。
シ、シブい。
起動するとタイトル画面すらない。
シ、シ、シ、シブい。
現在、PCゲームってビジュアル重視で中身スカスカのって多い。全部そうだとは言わないけど、多い。
ちょうどこのゲームが出た当時もそうだった。その時のでこの画面だ。
でも内容はイイ。かなりオススメ。
1500人の武将から選んでプレイするんだけど、大名、家老、城主から浪人まで、どの武将でも選べる。
しかも、何人でも選べる。これ、凄いと思いません?その気になって1500人集めりゃ、全員で遊べる!コワッ。
そして、何でもできる。
大名になって天下を狙うもよし、配下武将になって統一事業を手伝うもよし、謀反を起こして独立してもよし。出奔して自分を売り込み、大名を鞍替えすることもできる。
地味な『太閤立志伝』とか思えばわかりやすいかな。
自分がある武将になってその一生をシミュレートしていく。
まさに「私説」戦国時代。
いや、面白い。
ただ、惜しいかな、このゲーム超マイナー。
戦国大好きでこのゲームやったこと無い人、機会があったらプレイしてみてください。自分の頭の中が戦国になるよ。
あ、残念なのがもう1点。インターフェイスがあまり良くない。ここはどうにかして欲しかった。遊びにくいったらありゃしない。
しかし、『太閤立志伝』がリリースされてから2年後にコイツを出した天水ソフトウェアの根性は見習いたいね。

私説戦国時代家系図

真田家の家系図。天才だらけで豪華だなぁ

【ルナティックドーンⅡ】自由の素晴らしさとメンドクサさを堪能せよ!

オルデブルグの町。ここで装備を整えたり仕事を得たり

アートディンクの傑作ロールプレイング。このゲームの最大の特徴は、その自由さ。死にそうなほど自由だ。
プレイヤーは勇者でも英雄でもない、ただの冒険者。しかもヒヨッ子。そしてシナリオも無い。追っかけるべきストーリーが無いのだ。一応、悪の魔王なんてのも時間が経つと出てくるが、それを倒すかどうかもプレイヤーの意志次第。プレイヤーは世界の中にポーンと放り出されて、あとは全て自分で決める。どの依頼を請けるか、誰を仲間にするのか、自分で決める。人類の英雄になるも良し、悪人道をまっしぐらに突き進むもよし。すべて、自分で決めるのだ。
だから、ロールプレイングとは感動のストーリーを楽しむもんだとか思ってるヒトは「ナニこれ???????」てな感じになってしまうに違いない。そういうヒトは手を出さないように。自分でストーリーを作るんだ、それこそロールプレイングだ!って思ってるヒトでこのゲームを体験してないヒトはすぐプレイしたほうがいいね。
数々の冒険、結婚、子供、家族での冒険、信頼できる仲間などなど、プレイヤーの分身が引退するころにはそのキャラクタだけの冒険譚が出来上がっているのだ。これをロマンといわずして何という。オトコなら冒険だ!

戦闘はこんなカンジ。コマンド入力して見てるべし。

……でも、世間的な評価はあまり芳しくないね、このゲーム。おそらく前述のストーリーを追いたいヒトってのが主流だからかな。俺なんかは、システムだけくれれば後は俺の分身がやるわい、とか思ってるから(コレってやっぱウィザードリィの影響だろう)このゲーム、ベストマッチですわ。

ルナティックドーン 2

【維新の嵐(16bit版)】龍馬や西郷、近藤になって国難に対処するのダ

維新の嵐タイトル画面シミュレーションにロールプレイングの要素を混ぜた、光栄のリコエイションゲームシリーズ。
『太閤立志伝』とか『大航海時代』とかあるけど、そのリコエイションゲームの第一弾がコレだ。
このゲームは激動の幕末期を一個人となって思想で統一するゲームで、光栄のそれまでの国盗りゲームとはちょっと違う。
思想ってのは、この時代の尊王とか佐幕とか攘夷とか開国とか。詳しいことは割愛。思想を統一するために「説得」をするワケなんだけど、そのシステムが変わってる。
ていうかトチ狂ってるよな。

維新の嵐プレイ

説得。フキダシのようなナニかをぶつけ合うのだ

種だか綿菓子だか魂だかエクトプラズムだかそんなの(多分フキダシ)がリターンキーを押したら相手の方に飛んでいって、相手にあたると納得させてるって状態。当然いっぱい当てなきゃいけないんで、リターンキーは連打することになる。横から見てたら何かと思うよな。これでリターンキーを壊した人が続出したとかしないとか。
藩主を説得して信頼を得、同志にすると藩政にクチをだせるようになり、たとえば自分の身分を挙げたりできるようになるし、藩兵も操れるようになる。そうなると、どうしても思想を変えないアホタレ藩を武力で制圧とかもできる、結構なんと言うか自由奔放なシステム。
このゲームが発表されたとき、奇しくも俺は司馬遼太郎氏の『竜馬がゆく』を呼んで大感銘を受けてたときだった。
にわか幕末マニアの俺はもう広告を見るなり「欲しい!」「やりたい!」と思ったのだが、PC9801専用とか書いてある。
俺の愛機は88SR。
泣いたね。
98の容量をフルに使ってるという話だったので、88への移植も絶望的だった。
泣いたね。
後にちょっとシステムが変わって88に移植されることになり、ソッチを先に遊んだのだが、8801版(8bit版)はまたいずれ。別のゲームだしね。
で、この98版を手に入れたのは発売からもう3年か4年経ったあとだった。

維新の嵐

日本中のがHEXで表される。ここは江戸城前

そのときにはもう98ユーザーで真性幕末マニアだった俺は、中古屋にあるゲームを探しに行ってたんだけど、たまたまこのゲームを見つけた。
速攻買ったね。
もともとのお目当てのゲーム買わないで帰ったね。家に帰ってロードしたときは体が震えた。
そして坂本龍馬や近藤勇でのミーハープレイは勿論、河井継之助や小栗忠順なんかでのプレイも当然やった。
初めに選べない要人でもゲーム中で主人公を殺し、そしてそのあとを継がせてやった。久坂玄瑞とか清水次郎長とかで。
初めての国盗り以外の意欲作でかなり荒削りだが、幕末維新好きなら楽しめるだろう。逆に時代や人物に思い入れがなければクソゲー度がグッと増す。
自分の幕末度あるいは龍馬度と相談してから手を出して。って誰もやらないか、もはや。

コーエー定番シリーズ 維新の嵐

【ディアドラム】ファンタジーの世界で覇権を争うのだ

ディアドラム タイトル

ディアドラムプレイ

この大陸を、権謀術数を使って統一するのだ。

ファンタジーの世界を舞台とした戦略シミュレーション。いわば「ファンタジー版三國志」ってトコロか。
ファンタジーと歴史が好きな人は随分楽しんだんじゃなかろうか。
ミノタウロスの人材がいたり、ライカンスロープが災害扱いになってたり、キッチリと世界観がつくりこまれていて、世界にドップリ浸れるのでかなりハマった記憶があるな。
内政は人材ひとりにつきひとつ命令を与えるタイプで、仕事をこなす人材の能力によって結果が変わる。この辺はオーソドックスですな。
しかし、戦闘システムは独創的。
先ず、両軍が移動ルートを決め、全て決定したらリアルタイムで移動、ユニットが接触したら戦闘する。
なので、敵の動きを読んでルートを決めないと、あさっての方向にユニットが移動しまくるという滑稽なことになってしまう。
このシステムはなかなかいいと思うがどうか。ていうか、のちの『三國志Ⅵ』の戦争と一緒なカンジ、といえばわかりやすいかな。
で、さらにある特徴が、宗教。
人材はそれぞれ、3つの宗教のいずれかを信仰していて、君主が別の宗教だとなかなか懐かない人がいたり、時には国家にあわせて改宗してくれる人がいたりして楽しい。
設定、システムなどメーカーが何とかひとつの世界を作ろう、と意気込んでるのが伝わってくる、なかなかの秀作だと思う。強いて弱点をいうなら、コンピュータの思考がイマイチだということだが、この頃のゲームはみんなそんなモンだからね。
やるな、日本クリエイト。『野球道』ばっかじゃないんだねぇ。

ディアドラム内政画面

内政画面。ここからあらゆる命令を。 なかなか味のある顔グラフィックだ。