月別アーカイブ: 2月 2012

【道化師殺人事件】片田舎で起こった殺人事件を追うのだ

道化師殺人事件 タイトル

サーカスの入り口。ここから事件は始まっちゃう。

サーカスの入り口。ここから事件は始まっちゃう。

推理アドベンチャーったらココ!と言われていたシンキングラビットより発売された傑作アドベンチャーゲーム。とにかくバツグンなグラフィックとシナリオで、俺もかなりハマっちゃった記憶がある。
当時のアドベンチャーゲームはまだコマンド入力式であり、何をするかを考える以前に言葉を探さなければならなかったのだが、正解以外の入力をすると「ソレハデキマセン」とか「ナンデスカ?」とか言われたりして、シナリオを楽しむ以前に投げちゃうこともよくあったものだ。
しかし、この『道化師殺人事件』は違うんだぜ、旦那。
何かを入力すれば何かが帰ってくるんですぜ、旦那。
例えば、これをみてください。

“ウタ ウタウ”陽気だね。

そして、俺的にはこのゲームといえば「キス スル」。
当時、中学生だった俺は、これが出来ることを発見すると、異様に興奮した。そして、会う女性会う女性にキスして回ったのである(なんて警部だ)。
大体がまんざらでもない反応を示す女性たち。しかし、いきなり怒った女性がいたのです。彼女からは二度と聞き込みが出来なくなり、ゲームをまた最初っからやり直したのだった(阿呆中学生=俺)。やり直しはメンドくさかったが、あぁ、リアルだなぁとか思ったもんである(リアルとか言って、当時キスとかしたことないし)。
グラフィックも当時としては小さいながらもキレイで良かった。基本的に自分目線の絵なので、なかなか臨場感がある。
前に進むときは内側から外側にワッと次の絵が出るし、逆に後ろへ行くときは外から中に次の絵が出る(意味わかる?)。なんでもないことだけど、これによってなんだか本当に歩いてる気分になった。
しかし、左右の動きはわざわざスクロールしなくても。当時ではスゴイ技術だったんだろうけど、これじゃあカニ歩きじゃないか。まぁ、それも愛嬌。
そんなこんなでこのゲーム、スリリングでハイソなイメージのシナリオ、美しいグラフィック、ヒントがちりばめられた会話など、すべての要素が高次元でうまく融合してすばらしい推理アドベンチャーに仕上がっております。
今の技術で造られた、こういう落ち着いた推理モノを遊んでみたいもんだなぁ。



実はリメイクされていた。

誰か知ってたら教えて~

とあるPCゲームに関する書籍がなんだったか思い出せず、モヤモヤしてます。
シミュレーションゲーム(88中心)の紹介をしている本で、おそらく1988年くらいの出版なんですけど。

掲載しているゲームは『三國志』と『新ベストナインプロ野球』くらいしか思えてないし。
確か、『三國志』は劉備でのリプレイで、関羽が地震で死んじゃう展開だったような気がする。『新ベストナインプロ野球』は投手のローテーションのイラストが印象的だった。江川→槙原→加藤初みたいなカンジで。

以上しかヒントがないんですけど、誰か知りません?

【水滸伝・天命の誓い】好漢となって悪を倒すピカレスク・ロマン

水滸伝・天命の誓いタイトル

水滸伝・天命の誓い

恨みを晴らすのが目的なので、統一する必要はない

『信長の野望・戦国群雄伝』が発売された時、俺はそれを買うのを控えていた。なんとなら、『水滸伝・天命の誓い』の発売がその次に控えていたからだ。
俺は『水滸伝』という物語が、鼻から脳味噌が垂れ流れてしまうほど好きだったから、悩んだ挙句、いわば鉄板の『戦国群雄伝』を避け、『天命の誓い』に期待し、それに賭けたのだ。しかし、期待しつつも、莫大な不安も抱えていた。『三国志』と違って、豪傑個人の活躍がメインのこの世界観を、どう再現できるというのか。その不安のおかげで「もう『戦国群雄伝』買っちゃえよ」とか俺の悪魔が囁きまくったが、ソレは出来ない、カネが無い、来年高校生になるガキだぜ俺ぁ、みたいな悶々とした3ヶ月を過ごしたのち、やっとこさこのゲームを手にしたのであった。
我慢した分、プレイ時に大興奮状態に陥った。すなわち、徹夜した。まぁ、それはいいや。とにかくプレイして、不安だったことは(だいたい)杞憂だったことを知り、胸を撫で下ろしたのである。
いや、ホント、今でも『水滸伝』好きじゃなくても、十分遊べるよ、コレ。
目的は天下統一ではないのである。国盗りはあくまで手段、目的は悪の権化の高キュウ(こうきゅう、キュウはニンベンに求)をぶっ飛ばすのが目的。そのためにプレイヤーは自分の“人気”というパラメータを上げ、最終的に皇帝から勅使を向かえたのち、晴れてボスのいる東京(とうけい、と読む)に攻め込むことが出来るようになるのであった。山賊風情が全土を領地にする必要がないのだ。

水滸伝天命の誓い

超楽しい戦争。コレは夏

そしてこのゲームの肝は、やっぱ戦争。妖術が使えたり、四季によってグラフィックとBGMが変わったり。そして川は、流れているのだ。“操舵”のスキルを持ってないヤツは、舟を持っていても、上陸に失敗して、ドンドン流されたりする。マップの外まで。オイオイ、どこいくねん!みたいな。
その他、随所にこれでもか、と『水滸伝』の世界観が再現されている。高キュウのユスリタカリとか、義兄弟とか。そしてそして、1127年になると、北から金が攻めてきて、中国大陸はみるみるヤツらに占領され、強制ゲームオーバーになるのだ。全てが水の泡に!このタイムリミットのお陰で、常に緊張してプレイしなければならないのだ。
そして、登場人物たちがよく喋る。疲れてるときに仕事をさせようとすると「イヤだ!」と言ってくるのだ。「人使いの荒い親分だこと」なんて使えない人物に言われたときにゃあ、ホントに腹が立つ。「テ、テメェ!誰に向かって口聞いてやがんだ!1年365日1日24時間働かせてやる!」などと言ってやりたい気分になる。ちなみに、光栄(現コーエー)のゲームでフキダシを表示して喋らせるのは、この『天命の誓い』が初(のはず)である。
そんなこんなで、『信長の野望・戦国群雄伝』への未練をスッパリ断ち切ってくれたこのゲーム、俺の中ではかなり評価高い。俺だけじゃなく一般的にも、光栄(現コーエー)のゲームでは最高、との呼び声も高いのだ。なぜ続編を作らんのだ、コーエーよ。