月別アーカイブ: 6月 2011

ルナドンⅡの旅のお供にどうぞ

懐かしのPC98のゲーム、『ルナティックドーンⅡ』の攻略本、『ルナティックドーン2のすべて』だ!どうだ!
『ルナティックドーンⅡ』は、アートディンクが世に放った、傑作RPGだ。プレイヤーシステムと世界だけを与えられ、あとは自由。ココがイイのだ、このゲーム。メンドくさいほど自由だ。シナリオなんてないのだ。世界を滅ぼす魔王なんてのも時期がくれば出てくるが、コイツを倒すのも倒さないのも自由。ただのヒヨッ子の冒険者からスタートして、英雄になるべく活動するのも自由、大悪人として名をはせるのも自由。結婚もあり、子供もあり。ファンタジーの世界で自分の生き様を作り上げるのだ。RPG(ロール・プレイング・ゲーム)ってのは、ロールをプレイングするゲームだぁ(ルー)。そういう意味では真のRPG。Windowsの復刻版が出てるので、是非プレイしてもらいたい。でも、シナリオ重視のRPGばっかやってる最近のプレイヤーには、評価が良くないのだが。
で、この『ルナティックドーン2のすべて』なのだが、いいね。データとしてはカンペキ。強い武器はどれでどこで売ってて、とか、ダンジョンはあそこにあって、中には誰ソレがいる、とか。読んでると、プレイしたくなってしまった。モンスター集はグラフィックを見てるだけで楽しいし、リプレイ記事も参考になる。ゲームを知らなくても、ファンタジーの読み物としても機能する。RPGファンはパラパラとでも見たほうがいい。ただ、誤字が多い。ダメじゃん。

ルナティックドーン2のすべて

↓こちらも合わせてお読みください
【ルナティックドーンⅡ】自由の素晴らしさとメンドクサさを堪能せよ!

【ルナティックドーンⅡ】自由の素晴らしさとメンドクサさを堪能せよ!

オルデブルグの町。ここで装備を整えたり仕事を得たり

アートディンクの傑作ロールプレイング。このゲームの最大の特徴は、その自由さ。死にそうなほど自由だ。
プレイヤーは勇者でも英雄でもない、ただの冒険者。しかもヒヨッ子。そしてシナリオも無い。追っかけるべきストーリーが無いのだ。一応、悪の魔王なんてのも時間が経つと出てくるが、それを倒すかどうかもプレイヤーの意志次第。プレイヤーは世界の中にポーンと放り出されて、あとは全て自分で決める。どの依頼を請けるか、誰を仲間にするのか、自分で決める。人類の英雄になるも良し、悪人道をまっしぐらに突き進むもよし。すべて、自分で決めるのだ。
だから、ロールプレイングとは感動のストーリーを楽しむもんだとか思ってるヒトは「ナニこれ???????」てな感じになってしまうに違いない。そういうヒトは手を出さないように。自分でストーリーを作るんだ、それこそロールプレイングだ!って思ってるヒトでこのゲームを体験してないヒトはすぐプレイしたほうがいいね。
数々の冒険、結婚、子供、家族での冒険、信頼できる仲間などなど、プレイヤーの分身が引退するころにはそのキャラクタだけの冒険譚が出来上がっているのだ。これをロマンといわずして何という。オトコなら冒険だ!

戦闘はこんなカンジ。コマンド入力して見てるべし。

……でも、世間的な評価はあまり芳しくないね、このゲーム。おそらく前述のストーリーを追いたいヒトってのが主流だからかな。俺なんかは、システムだけくれれば後は俺の分身がやるわい、とか思ってるから(コレってやっぱウィザードリィの影響だろう)このゲーム、ベストマッチですわ。

ルナティックドーン 2

【維新の嵐(16bit版)】龍馬や西郷、近藤になって国難に対処するのダ

維新の嵐タイトル画面シミュレーションにロールプレイングの要素を混ぜた、光栄のリコエイションゲームシリーズ。
『太閤立志伝』とか『大航海時代』とかあるけど、そのリコエイションゲームの第一弾がコレだ。
このゲームは激動の幕末期を一個人となって思想で統一するゲームで、光栄のそれまでの国盗りゲームとはちょっと違う。
思想ってのは、この時代の尊王とか佐幕とか攘夷とか開国とか。詳しいことは割愛。思想を統一するために「説得」をするワケなんだけど、そのシステムが変わってる。
ていうかトチ狂ってるよな。

維新の嵐プレイ

説得。フキダシのようなナニかをぶつけ合うのだ

種だか綿菓子だか魂だかエクトプラズムだかそんなの(多分フキダシ)がリターンキーを押したら相手の方に飛んでいって、相手にあたると納得させてるって状態。当然いっぱい当てなきゃいけないんで、リターンキーは連打することになる。横から見てたら何かと思うよな。これでリターンキーを壊した人が続出したとかしないとか。
藩主を説得して信頼を得、同志にすると藩政にクチをだせるようになり、たとえば自分の身分を挙げたりできるようになるし、藩兵も操れるようになる。そうなると、どうしても思想を変えないアホタレ藩を武力で制圧とかもできる、結構なんと言うか自由奔放なシステム。
このゲームが発表されたとき、奇しくも俺は司馬遼太郎氏の『竜馬がゆく』を呼んで大感銘を受けてたときだった。
にわか幕末マニアの俺はもう広告を見るなり「欲しい!」「やりたい!」と思ったのだが、PC9801専用とか書いてある。
俺の愛機は88SR。
泣いたね。
98の容量をフルに使ってるという話だったので、88への移植も絶望的だった。
泣いたね。
後にちょっとシステムが変わって88に移植されることになり、ソッチを先に遊んだのだが、8801版(8bit版)はまたいずれ。別のゲームだしね。
で、この98版を手に入れたのは発売からもう3年か4年経ったあとだった。

維新の嵐

日本中のがHEXで表される。ここは江戸城前

そのときにはもう98ユーザーで真性幕末マニアだった俺は、中古屋にあるゲームを探しに行ってたんだけど、たまたまこのゲームを見つけた。
速攻買ったね。
もともとのお目当てのゲーム買わないで帰ったね。家に帰ってロードしたときは体が震えた。
そして坂本龍馬や近藤勇でのミーハープレイは勿論、河井継之助や小栗忠順なんかでのプレイも当然やった。
初めに選べない要人でもゲーム中で主人公を殺し、そしてそのあとを継がせてやった。久坂玄瑞とか清水次郎長とかで。
初めての国盗り以外の意欲作でかなり荒削りだが、幕末維新好きなら楽しめるだろう。逆に時代や人物に思い入れがなければクソゲー度がグッと増す。
自分の幕末度あるいは龍馬度と相談してから手を出して。って誰もやらないか、もはや。

コーエー定番シリーズ 維新の嵐

このサイトのタイトルを変更しますた

『雅王のPCゲーム雑記帳』より引っ越してきたので『雅王のPCゲーム雑記帳Ⅱ』という仮タイトルでやってきたけども、この度、心機一転、タイトル変更をかますことといたしまする。
その名も『From 8801,and Now.』 。
PC-8801markⅡSRの衝撃から26年、 いろいろ紆余曲折しつつもいまだにPCでゲームしてる親父(=自分)にちょっとした敬意を込めつつ、命名いたしました。
“8801”という文字が入るとやっぱり重厚なイメージが湧きますな~。イメージにまけないようなエントリを投稿しなくちゃいけねぇな。
てなワケで、これからもよろしくお願いいたします。

【ボコスカウォーズ】進んでぶつかって前進あるのみ

ボコスカウォーズ『ボコスカウォーズ』って実は、アスキーのソフトウェアコンテストでグランプリをとったイカすゲームだ。
歩兵と騎兵をつれて敵の城に乗り込み、敵の王オゴレスを倒せばいいんだけど、戦闘は体当たり。しかも体当たりして後は運。一応、敵キャラとの相性はあるけど、運。実にサッパリしてる。
王だけ、兵士だけ、騎兵だけ、全員、って動かすキャラを選べるけど、全員で動いてると木とかに引っかかって遅れるやつもでてくる。時々戻って迎えにいかなきゃならんけど、いざ見つけて、さぁ前に行こうと動かすと、前線も動いて戦闘してたりする。しかも負けたり。

ボコスカウォーズ

進め~皆のもの~、みたいな。もしかしてゴチャキャラのはしり!?

しかしこのゲーム、ジャンルはどうなるんだろう。一応アクションだしロールプレイングと見れなくは無いし、シミュレーションとも言える。アクションと言うほど指先の器用さが求められるわけじゃない。一応、戦闘に勝つと経験値があがって兵士とかクラスチェンジするけど、ロールプレイングというほどでもない。シミュレーションというほど戦略性があるわけじゃない。多少はあるけど。とにかく、独自性の高いゲーム。
独自性といえば、主題歌なんてのもある。ゲーム中のBGMのメロディにあわせて歌詞がある。
「進め~進め~者ど~も~邪魔な~敵を~けちら~せ~目指せ~敵の~城へ~オ~ゴ~レ~ス~倒すのだ~」
もう天才的な歌詞。
大体、タイトルからして秀逸。『ボコスカウォーズ』なんて普通考えらんない。
とにかく、プレイする機会があったら(あるか)絶対やってみて。おもろいよ。
はじめっから全員を率いていくファミコン版はダメよ。

ボコスカウォーズ

あ~あ負けちゃった。これがオゴレス。

88仲間

中学1年生になるとき、ちょうどその頃発売されたPC-8801markⅡSRを親父が購入した。
別に親父はソレを使うこともなく、自然にそれは俺のものになった。
当時、それほどファミコンにのめりこんでいなかったのに、この高価なオモチャでやるゲームにはハマりまくった。
『スーパーマリオ』が発売されファミコンブームに火がつき、クラスをファミコンカセットが飛び交うように貸し借りされ、みんながソフトを遊んでいた時代だ。
多分、同じ時期をPC88でゲームをしていた同士たちは、そんなファミコン野郎たちを羨ましく見ていたハズだ。まわりにユーザーがいないため、ソフトの貸し借りはできなかったからだ。
おまけにソフトは高価、たまに親に買ってもらった『サラトマ』やら『ハイドライド』やらをディスクがすり減るまで、飽きるまで、いや飽きてもプレイしていたりしただろう。
で、俺もそんな感じでファミコン野郎を睨みつつ『ブラックオニキス』なんかをプレイしていたかというと、そうではなかった。
なんと、同じクラスに88ユーザーがあと4人もいたのだ。
こんなに恵まれていた88ユーザーは、全国でもそんなにいないのではないか。
その仲間同士で88ゲーム談義。
ただひとり『ザナドゥ』をこき下ろした俺は、みんなから総スカンをくらったりしてた。
いい思い出。

ゲームの楽しみ方(PCゲームに限らず)

北方謙三の『水滸伝』は面白い。このブログの趣旨では無いので詳細は省くが、男なら必ず読まなければならないと自信を持って言えるくらい面白い。
何故かと考えるに、原作の新訳ではないからだろう。一度、『水滸伝』という物語の全てをぶっ壊して再構築しているからだ。
主要人物のひとり青面獣楊志が序盤で死んだときは驚いた。これを皮切りに、原作では無敵の強さを誇る好漢たちが次々に死んでゆく。それも意味ある感動的な死ばかりだ。
その圧倒的な物語を読み進むうち、生粋のPCゲーマーたちは必ず『水滸伝・天命の誓い』か『水滸伝・天導一〇八星』がプレイしたくなるはず。そして、自分もモニター上で原作とは違う物語を紡ぎたくなるはずなのだ!
ゲーマーは、シミュレーションゲームを使って物語を語ることができるのだ。何にも束縛されない、自分だけの物語を。作家の先生方が文字を使って語るように。
それは十分にゲームをプレイし、楽しむ動機になりうる。
ゲームを楽しむのにシナリオはいらない、いいシステムだけでいいのだ。シナリオはプレイヤーにこそ作る権利がある。
昨今の日本のゲーム、特にコンシューマー機のRPGはここを間違えているのだと思う(断定すんな)。そして続編ばかりになり、RPGの意味を忘れていったのだ。その忘却はPCゲーム界にも蔓延し、今や遊ばれるRPGは海外製のものばかりとなり、そして衰退していった。
ゲームを自分だけの物語で楽しもう、そしてその物語をインターネットでリプレイ記事というかたちで公開しよう。その楽しみ方が浸透していけば、海外製のものに負けない国産ゲームが生まれてくるはずだと思う。

【西部の成りあがり】『レッド・デッド・リデンプション』だけがウェスタン・ゲームじゃないぜ

西部の成りあがり一時期、巷では『レッド・デッド・リデンプション』が大流行で、是非遊びたいなぁと思いつつハードが無いので、同じ西部劇のこのゲームを紹介することにする。
簡単に言うと、サウスダコタで一攫千金を狙って動き回る激ムズゲーム。
当時、難しいゲームというか理不尽な謎だらけのゲームがわりかし多かったんだが、その中でもこのゲームは群を抜いている。
夜になって外にいたら、それはすなわち死。日が暮れるまでに泊まる場所を確保しなければならないのだった。
また、不用意に人に話しかけても撃たれて死。なんだよう。

西部の成りあがり

「スペースキート リターンキー ヲ コウゴに250カイ  オスンダ。 ハジメロ!!」めんどくせー!!

中1だった俺は死んではヘコみ、死んでは泣きつつ遊んでたが、結局クリアはしなかったな。
とにかく、色んな人と会って話をして謎を解いていくんだけど、とにかくカネが足りないから農場でバイト。ひたすらリターンキーとスペースキーを叩いて2ドル稼いで、そのころには日が暮れようとしてるから、おっとアブネェとかいいながら急いで宿屋に入って2ドル払ってアレ俺バイト代全部払っちゃった明日も働かなきゃでも働いてたら日が暮れちゃって宿屋行って…、とかいう無限ループから何とか抜け出して西部で成りあがるのダ。
って成りあがれるか~!!やってられるか~!!
いいなぁ、『レッド・デッド・リデンプション』!

『L.A.ノワール』がPCでもリリースされる

最近、Rockstarは全然PCのほうを向いてくれない気がするけど、『L.A.ノワール』はPCで出してくれるらしいよ。

Rockstarのクライムアドベンチャー新作『L.A.ノワール』がPC向けにも発売決定(KotakuJapanより)

XBoxやPS3なんざ持ってないから、遊びたくても遊べない状況は打破されたけど、入手できるかどうかは別問題。なんとか手に入れて遊びたいもんだ。
しかし、それより。
西部劇が割合すきな人間としては、どうしても「『レッド・デッド・リデンプション』を移植 しやがれ!」と思っちゃうんだけど、予定ないのか。
それこそ、待ち続けていることなのだが。

RockstarGames公式サイト

押井守氏のリプレイ記を紹介するヨ

『注文の多い傭兵たち』は、世界に名だたる鬼才、押尾守によるRPGのリプレイ及び企画集。コンプティークと電撃王に連載されてたヤツだね。
著者のプレイを通じて、RPGの本質的な問題点を浮き彫りにしていく良著。
以下、リプレイの収録ゲーム。

ウルティマⅤ
ドラゴン・ウォーズ
ブラック・レインボウ
ダイナソア
アトラス
ロードス島戦記Ⅱ
ブルー
マイト&マジックⅢ
ウィザードリィ

押井氏は、RPGにおいて、主人公が強くなればなるほど虚無化、作業化していくシステムに大いにもどかしさを感じているようである。
シナリオから逸脱して、RPGのシステムに挑戦し続け、失敗し続けている姿は、ゲームしてて楽しいんだろうか?という疑問も起こるが、RPGとはこうであるはずだ、というメッセージは伝わってくる。
ゲームはひとりで遊んでナンボ、というスタンスも、俺には非常に共感できる。
個人的には、ハマった状態でセーブしちゃって屁理屈でその言い訳を一生懸命する『マイト&マジックⅢ』のリプレイが好き。オモロい。
とにかく、RPGで遊ぶ人には是非、読んでおいてもらいたいなぁ。
企画編の「パラメタリア年代記」と「蠱毒の迷宮」は実際に遊んでみたい、と思えるほどイカス。
誰か作って~、みたいな。

注文の多い傭兵たち